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【現場見学#02】 後編:絵堂萩道路 4号橋・ドローン・盛土編!!【ご協力】山口県・五洋建設・井森工業・ナルキJV

未来と期待(機体)を見上げる!
次の現場は橋!!!

4号橋(仮称)

この橋にはまだ名前が無いので「4号橋」と呼ばれています。これでも鋼で造られる橋の中では小~中規模な方ですが、現場に到着して見上げたときの迫力は圧巻!家の天井高さに匹敵する高さをもつ3本の桁(けた)で車が通る床を支える構造です。構造形式の正式名称は「鋼2径間連続非合成少数主桁I桁橋」(こう にけいかん れんぞく ひごうせい しょうすうしゅげた あいげたきょう:噛まずに言えたらスゴい!笑)。まったく道路が繋がっていない、空中にぽっかり浮かんだ橋を見れるのは、今しかありません。この橋、全体が茶色なんですけど、これはサビにまみれているからです。といっても、サビでサビから守ることができる特殊な鋼材が使われているので、ご安心ください。現場では、5年生から「この長さの橋だと合成桁にした方が有利だと思うのですが、なぜ非合成桁なのですか?」といった専門的な質問も飛び出しました。さすが5年生!授業で習ったことが知識としてしっかり身についている証拠ですね。「この橋、おくら万円?」などのクイズも盛り上がりました。

圧倒的スケール!!

ドローンを使って「ちょるる」を探せ!

最近の建設現場では計画・調査・施工・維持管理の全てでドローンが活躍しています。ここでは、ドローンを使った橋の点検をしてみよう!ということで、4号橋のどこかに隠された山口県PR本部長の「ちょるる」を2機のドローンを使って探し出し、ちょるるがどんなポーズをしているのかを当てるという実践的な練習をさせてもらいました。実際に車が走っている橋でドローン点検の練習をするわけにはいきませんが、建設途中の現場だからこそできる貴重な体験ですね!学生たちが楽しめるよう、前もって4号橋に6体のちょるるを仕掛けて頂いた現場の皆さんの細やかさに脱帽(笑)
予想通り、予定の時間を大幅にオーバーして大盛り上がりしました!

現場では日常になりつつあるドローン!!

学生の感想 08

初めて現場見学に参加したのですがとても面白かったです。トンネルでは大きさを実感して感動しました。また見てるだけではわからないようなところをしれてとても良かったです。他にも橋梁では重機などを通すために仮設の道を作っていることもしれたし、経済面や環境面を考えて設計していることもしれました。ドローンの体験は初めてでわからないところが多かったのですがわかりやすく教えていただいたおかげで操作できて楽しかったです。最後の現場では盛土のことや盛土についての質問も分かりやすく、優しく教えていただいたのでとても分かりやすかったです。今日の体験はとても良い思い出です。山口県の職員の皆様、本当にありがとうございました。

いよいよドローンを飛ばします!!

みんなでドローンを飛ばして、橋梁点検をしました。橋の色んな所に山口県の職員の方が【いろんなちょるる】を用意してくださって、それを血眼で探しました(笑)操作する人、ドローンの実機を目測で確認する人、優しく見守る現場の方々、本当に貴重な体験をありがとうございました!!

おー飛んだ!!

学生の感想 09

ドローンの操作がずっとやってみたかったのでとてもうれしかったし、楽しかったです!トンネルのど真ん中に立つことは今日限りでしかできないことだと思うのでワクワクしました。分かりやすく教えてくださったり、質問すると優しく答えてくださってありがとうございました!また何かあれば参加したいです

わたしが飛ばしている!!

学生の感想 10

3つの現場をまわってそれぞれわかりやすい説明をしてもらって楽しかったです。それぞれの現場で質問もしたのですが、とても丁寧に答えてもらって勉強になりました。 特に2つ目の橋の現場で4、5個質問してしまいましたが答えてくれた方がとても説明が上手く優しい人でした。コンパネやピーコンの写真とか見せて下さりもっと分かりやすくしてくださいました。

どこいった???
あそこ!!!

学生の感想 11

小町の時にトンネルの施工について学んだので、映像と共に復習できて良かったです。ドローンを自分で操作するのは初めての経験で楽しかったです。本当に貴重なことまでさせて頂けるし、質問にも沢山答えて下さるので良い経験になりました!!

すごい!こんなにきれいに見えるの!!

最後は盛土!!

学生たちが昇っているのは「盛土(もりど)」と呼ばれる人口の山です。道路は山や谷をぶち抜いて建設されますが、今の地面より高い位置に道路を建設するときに、大量の土や石を盛って地面をかさ上げするのです。ちなみに、この盛土は、さっき見学したトンネルを掘削する際にダイナマイトで発破したときに出た土や石(これを"ずり"といいます)なんです。トンネルを掘る時に出た土や石も、盛土として有効に活用されているんですね!

盛土というか、もはや山!!!
このやまのうえは何だ??
圧倒的スケールにただただ驚くだけ!
これぞ地図に残る仕事!!

学生の感想 12

トンネルの現場では動画とイラストを合わせた工法の説明がとても分かりやすかったです。 トンネル現場に行ったり、説明を聞いたりするのは初めてではないのですが、間違って解釈しているところや忘れてしまっていることがあったのでコンパクトにまとめられた動画と説明はとても助かりました! 実物を見ながらの説明や、実際に機材に触らせて頂いて体験することが出来たので、スルスルと頭に入ってきました。 また、企業の方と県の方との掛け合いで空気がほぐれていたのも、楽しく現場見学ができるきっかけになりました。 質問をした時にも嬉しそうに回答して下さったので、この工事にかける方々の熱意に触れているようでこちらまで嬉しくなってしまいました。 徳山高専の学生のために時間や手間を割いてくださったことに心から感謝しています。 人数や時間の関係から質問の時間があまり取れなかったが少し残念です。 もっと専門的なことや、現場の方々が頑張っているポイントなど知りたいことが沢山あります。 今度は実際に動きのある現場に行ってみたいです。次の現場見学も楽しみにしています。

最後に

今回の現場見学は、ほんとは9月中に実施する予定でしたが、台風の直撃によって延期されたため、悲願のリベンジ企画でした!

CA学生のみなさんの普段の行い+県職員&現場の方々のアツい思いのおかげで、今回は爽やかな秋晴れの下で、思う存分現場を学び、楽しむことができました。自分の五感で学んだ知識や経験は、これから学校で学ぶ座学や実験実習、卒業研究にやがてリンクし、「なんかきいたことある!」「これ、見たことある!」といった感動とおもしろさに変っていくことでしょう。土木建築工学科では、数人レベルの小規模な現場見学を含めると、年間15回くらい現場見学を企画しています!さぁ、友達と一緒に今こそ土木建築のリアルなフィールドに飛び出してみよう!!

土木建築工学科は、学生のみなさんの「見たい」「知りたい」「やってみたい」を応援しています★