【研究#06】 第59回 地盤工学研究発表会 優秀論文発表者賞!!
学会情報
令和6年7月23日(火)~25日(木)に北海道旭川市(アートホテル旭川・旭川トーヨーホテル)で開催された第59回 地盤工学研究発表会において、環境建設工学専攻2年 岩田夏樹さんが優秀論文発表者賞を受賞しました。この賞は、学生を含む35歳以下の研究者および技術者を対象に、特に優れた論文発表を行った者に与えられます。今回高専生で受賞したのは岩田さんのみでした。
研究概要
岩田さんの発表題目は「⼈⼯衛星観測による⼟壌⽔分データを⽤いた広域的斜⾯危険度評価の試み」です。昨今、人工衛星による取得データのオープン化が進んでいます。この研究は、オープン化された人工衛星による土壌水分のデータを用いて、時間とともに変化していく斜面崩壊の危険性を地図上で色分けして示して、災害履歴等と比較して検証している研究です。今後、人工衛星が多く打ち上げられ、高精度な土壌水分データの取得等に伴い、発展が見込まれる研究となっています。
学生の感想
同じセッションに大学院生や企業の方たちが多かった中で発表者賞をとれたことはうれしかったです。荒木先生や研究室の仲間と日々切磋琢磨しながら楽しく研究活動に取り組むことができ、充実した研究室生活を送れていることにとても感謝しています。専攻科1年生の頃からいろいろな学会に参加して発表経験を積んでいくことで、本科の時より成長した気がしています。この経験を糧に、社会人になっても値が張る物より根を張る者になりたいと思います!徳山高専にいれるのもあと少しなので研究活動はもちろん、悔いが残らないように最後まで楽しんで生活していきたいと思います!
指導教員より
聞き取りやすい口調による印象的なプレゼンが高く評価されたようにおもいます。研究室では明るく授業の課題や研究活動等に取り組んでいます。研究については、解析がメインで、実験とは違い、努力度がみえにくい(評価されにくい)研究ではありますが、この受賞が励みとなってより積極的に研究に打ち込むようになったとおもいます。今後の進捗を非常に期待しています。